発刊のことば(抜粋)
「まほら」とは、すぐれたよいところ(国)を表す古語である。ちなみに、観光 の本義は、『易経』によると、国の光を観る、ということであった。本誌「まほら」は、ただ旅にまつわるさまざまを報告するだけでなく、それぞれが「そこでどう考えたか」を提示して誌上での討論を試み、旅の文化の成熟を目指すものである。
<編集体制>(五十音順)
編集委員 石森 秀三 (道立北海道開拓記念館館長・北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授)
白幡洋三郎 (国際日本文化研究センター教授)
千田 稔 (国際日本文化研究センター名誉教授)
田 公理 (佛教大学教授)
野田 真智子 (地球女倶楽部 INANNA関東支部支部長)


主な内容
◆特別寄稿「わたしの旅学」 多彩な執筆陣が、それぞれ特異な視点から語る「わたしの旅学」
◆特集 責任編集者をたて、旅の様々な側面をテーマだてして、学際的な視点から構成
◆まほら対談 多彩なゲストを招き、旅行体験をもとにその土地土地の歴史、文化を語り合う
◆グラビア「三眼レフ」 カメラのレンズを通して、それを見つめる人の”まなざし”を感じさせる作品で構成するカラーグラビアページ。1人の写真家1テーマ特集
◆あるく・みる・きく 極私的旅エッセイ。旅先で見たこと、聞いたこと、考えたこと
◆旅の読書室 旅先でも気軽に読める本を、独自の視点で選び紹介する
◆冒険者たち 近・現代に当時としては先駆的な旅を試みた人物をとりあげて紹介する
◆コラム「手前味噌」 日本・海外の博物館、郷土館、民芸館などを紹介するアカデミックな情報コラム


各号の特集
創刊0号 旅学のすすめ
第1号 遊山
第2号
第3号 大阪
第4号 南太平洋
第5号
第6号 邪馬台国
第7号 海南島
第8号 エコ・ツーリズム
第9号 世界の富士山
第10号 地図
第11号 野性の旅
第12号 リゾート
第13号 郊外
第14号 おんなの旅
第15号 旅で飲む酒
第16号 ヘリテージ・ツーリズム
第17号
第18号 旅のことば
第19号 もうひとつのハワイ
第20号 ミュージアム
第21号
第22号 万葉集
第23号 旅の「食べもの」がたり
第24号 ギャンブル
第25号
第26号 ユートピア
第27号 よみがえる中欧
第28号 アーバンツーリズム
第29号
第30号
第31号 音を旅する
第32号 スポーツ
第33号 塔 
第34号 河内
第35号 白川郷・五箇山
第36号 モニュメント
第37号
第38号
第39号 雲南
第40号 ヒーリング
第41号 匂い
第42号 旅だより
第43号 韓国
第44号 ウォーキング
第45号
第46号 吉野
第47号 鯖街道
第48号 フロンティア
第49号
第50号
第51号 寺と宮
第52号 ヘルスツーリズム
第53号 驚き
第54号 再訪・再会
第55号 「あの世」
第56号 ハピネス
第57号 おそれ
第58号 上海
第59号 嗜好品
第60号 オタクツーリズム
第61号 いにしえ
第62号 物語を旅する
第63号 奈良
第64号 ライフスタイル
第65号 瀬戸内
第66号 神話を旅する
第67号 観光を創る。
第68号 アクアツーリズム
第69号 国立公園
第70号 東海道
第71号 世紀はじめのウィーンを楽しむ
第72号 エコミュージアム
第73号 街歩き
第74号 伊勢
第75号 旅の眠り
第76号 ジオパーク
第77号 出雲
第78号 城下町
第79号 巡礼
年4回発行(1月・4月・7月・10月)発行
 ※購読またはバックナンバーをご希望の方は研究所にお申し込みください。
 年間購読料 3,000円(税・送料込)
 1号〜20号 650円(税込・送料別)  21号以降 580円(税込・送料別)
 ※尚、赤色は在庫切れになっております。

     

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申込先
旅の文化研究所
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-3-4
東京浜町近鉄ビル5階
TEL 03-5820-0360 FAX 03-5820-0361



 
 
 
 No.1 開設記念特集号
     ('93年12月刊行)

販売価格(税・送料込)

1,000円
    
主な内容
◆記念講演
「旅の原点」 宮田登
◆国際シンポジウム・基調講演
「21世紀の旅と文化」 N・グレーバン
◆国際シンポジウム・パネルディスカッション
「旅の新世紀−民族大遊動の時代」

 特定研究関係

販売価格(税・送料込)

NO.2
・・・・1,500円
NO.5
・・・・2,000円
NO.20
・・・・2,000円
 No.2 特定研究「海南島」
     (’95年3月刊行)
   
主な内容
 
◆共同討議 (2)海南島

1.海南島の第一印象から
2.中国の観光政策と海南島の観光資源
3.海口・文昌・興隆温泉コースの光と影
4.三亜の海洋リゾート開発
5.通什の博物館と民族村
6.「観光立島」海南島の今後

  
 No.5 特定研究「島世界の伝統と現代」
     (’97年11月刊行)
主な内容

◆共同討議 (3)「東南アジアの島」「沖縄」「日本における観光立島」

1.東南アジアの島
2.沖縄
3.日本における観光立島
    

 
 No.20 特定研究「戦後日本における旅の大衆化に関する研究」
     ('11年3月刊行)
主な内容

《論 文》
◆日本における戦後高度経済成長期の団体旅行に関する一考察
―「職場旅行」隆盛化の実態とその背景について― 
  山村高淑
◆1955(昭和30)年前後の修学旅行
―事故多発への対応と学校現場の実態について― 
  刈田 均
◆戦後における温泉観光地の発達とその変容
―北海道・定山渓温泉を事例として― 
  妙木 忍
◆新婚旅行とアンノン族
―戦後における若い女性の旅をめぐって― 
  山本志乃
◆宿泊施設からみた戦後日本の旅の変容
―昭和30年代から40年代のホテルを中心に― 
  中村純子
◆旅行形態から見た戦後日本の海外旅行変遷について
―1945年から1995年まで―
  須古正恒

《資 料》
◆体験者が語る戦後の旅                         
1修学旅行と添乗員奮闘記
2企業の招待旅行と信用金庫の積立旅行           
3戦後の箱根と旅館業
◆「戦後日本における旅の大衆化」 50年のあゆみ
    
  

公募研究関係

販売価格(税・送料込)

NO.3 ・・・1,800円(在庫切れ)
NO.4 ・・・2,000円
NO.6 ・・・2,000円
NO.7 ・・・2,000円(在庫切れ)
NO.8 ・・・2,000円
NO.9 ・・・2,000円
NO.10 ・・・2,000円
NO.11 ・・・2,000円
NO.12 ・・・2,000円
NO.13 ・・・2,000円
NO.14 ・・・2,000円
NO.15 ・・・2,000円
NO.16 ・・・2,000円
NO.17 ・・・2,000円
NO.18 ・・・2,000円
NO.19 ・・・1,500円
NO.21 ・・・2,000円
NO.22 ・・・2,000円
NO.23 ・・・2,000円
研究報告 No.3(’95年12月刊行)

◆一般研究
イザベラ・バード論のための関係資料と基礎的検討

・・・金坂 清則

オーストラリア・アボリジニと文化観光−観光客の視点から−

・・・田村 恵子
◆奨励研究
ペルーのエソテリック・ツアーにおけるオーセンシティと文化的リアリティ

・・・細谷 広美

研究報告 No.4(’96年12月刊行)

◆一般研究
耳の旅の経験
−昭和初期・別府亀の井バス「少女車掌解説付地獄巡り」から−

・・・重信 幸彦
大月 隆寛

Tourism Studiesの規範化に関する研究−

・・・末石 冨太郎  
観光がアジアの女性に与えたインパクト−タイの事例研究 ・・・安福 恵美子
柳田国男の「豆手帖から」の旅の検証 ・・・石井 正己
近接観光行動のための地域整備−ドイツにおける事例を中心に− ・・・淡野 明彦
カロリン・フンク
日本の山村におけるグリーン・ツーリズム ・・・ジョン・ポール・ナイト
◆奨励研究
出稼ぎ者にみる流浪の性向と「タビサキ」に馳せる夢
−「タビ」の精神史に向けての一考察−
・・・姜 竣
中国の観光開発における伝統的文化と毛沢東の観光化 ・・・韓 敏
環日本海地域における国際観光の振興 ・・・龍 世祥
アカ族の婚約者探しの旅と社会変容 ・・・豊田 三佳
「旅の寝暮らし」
−現代日本の旅行中における「眠り」の文化−
・・・ブリギッテ・シテーガ
研究報告 No.6(’98年3月刊行)

◆一般研究
観光開発における百済文化の表象−韓国プヨにおける事例研究− ・・・大野 祐二
プロレスする身体の獲得過程 ・・・亀井 好恵
童話見物の誕生
−桃太郎伝説の成立に見る口承文芸の観光化について−
・・・斎藤 純
民族観光による村おこし−中国貴州ミャオ族地区の事例研究− ・・・曽 士才
伝統芸能の伝承におけるツーリストの関与 ・・・永原 惠三
中世瀬戸内水運に活躍する船頭の旅
−「兵庫北関入船納帳」に現れた諸国〜畿内間を往復する船頭の分析
・・・藤田 裕嗣
◆奨励研究
菊人形の興行化と展開−旅する技の軌跡− ・・・川井 ゆう
旅行動機に関する社会心理学的研究
−動機の構造とその発展過程の設定−
・・・リン・レイ・キアン
船上生活漁民の旅
−ベトナムにおける、漁業集団の移動軌跡と定住化−
・・・遠藤 堂太
「津軽」−失われていく自分を求めて− ・・・魚 興善
日本の湯治文化 ・・・マリー・ルイゼ・
レーゲラント
研究報告 No.7(’98年11月刊行)

◆一般研究
アメリカ・インディアンの霊性への旅 ・・・川上 与志夫
ハロルド・グレイ
ネパール人ポーターの生活と移動 ・・・金田 英子
◆奨励研究
場所の神話化
−英国コッツウォルズ地域におけるイングリッシュネスの発見−
・・・塩路 有子
収集旅行の思想
−アメリカの博物館に収蔵されている日本玩具をめぐって−
・・・川越 仁恵
「大東亜旅行圏」から「郷愁を誘う」旅へ−日本人の「満州」観光− ・・・高 媛
旅による人形浄瑠璃の伝幡と系譜についての民俗学的考察 ・・・林 美奈子
「日系人」再検討
−いわゆる出稼ぎ日系人のアイデンティティの旅をめぐる研究−
・・・比嘉 マルセーロ
研究報告 No.8(’99年12月刊行)

◆一般研究
近代とマタギー毛皮市場の動向とマタギ文化の変容過程− ・・・田口 洋美
伊勢参宮図絵馬にみる団体旅行としての「お伊勢参り」 ・・・伊達 仁美
在日米軍の観光活動−その生活世界と日本観− ・・・田中 雅一
『ドラえもん』と行くアジアの旅 ・・・白石 さや

江戸から日本各地への地芝居の伝播・伝承の研究

・・・中村 義裕
竹富島における自律的観光の研究 ・・・吉兼 秀夫
◆奨励研究
日系移民の「移動」に伴う物質文化の変容
−ニューカレドニア移民と移民母村の墓標調査から−
・・・朽木 量

創作芸能の構築−劇団わらび座の事例から−

・・・侯 越

張家界の観光開発と社会効果

・・・慎 麗華
 

韓国における旅商人の生活戦略とその変化
−「定住者」と「非定住者」が出会う定期市を中心に−

・・・林 史樹
研究報告 No.9(’00年12月刊行)

◆一般研究
中国における雑技芸術と観光開発に関する研究 ・・・橋爪 紳也
済州島海女のネットワークコミュニティー
−前近代と近代の人の移動−
・・・原尻英樹
外村 大
四国遍路と「茶堂」習俗 ・・・青木 淳
祭りの「旅」
−「ねぶた」と「よさこい」の遠征・模倣・移植−
・・・阿南透
内田忠賢
才津祐美子
矢島妙子

19世紀以降のサラワクにおけるムマローの銀細工づくりの旅

・・・奥野 克巳
現代韓国のナショナリズムとツーリズム
−白頭山への巡礼観光をめぐって−
・・・真鍋 祐子
◆奨励研究
新しい観光資源としての地域祝祭開発とその現況
 −日・韓の地方化時代における文化競争力の個別化過程−
・・・李 泰文

パキスタン人ムスリムの妻となった日本人女性の家族形成
−夫方親族との相互訪問の旅から構築されていく現代日本の異文化家族−

・・・工藤 正子

もう一つの米欧回覧の旅
−近代中国初の外交使節団:蒲安臣使節団−

・・・趙 怡
 

ブフ=モンゴル相撲の近代化過程に関する研究
 −内モンゴルにおける「ブフ制度」の形成を中心として−

・・・バ−ボルドー

旅の吟遊詩人から「出稼ぎ者」へ
−ネパールの楽師カースト ガンダルバの国際ツーリズムへの包摂−

・・・森本 泉
 
究報告 No.10(’01年12月刊行)

◆一般研究
更科源蔵をたどる旅
 ―北海道観光における類型化されたアイヌ文化の探求―
…齋藤 玲子
宇仁 義和
パルドン祭りにみる巡礼と旅
 ―フランス、ブルターニュ地方Sainte-Anne-la-Paludの事例より―
…関沢 まゆみ
歴史的緑の研究―名所図会に描かれた緑をめぐって― …田原 直樹
玄奘三蔵法師取経の旅並びに大唐西域記に関する地理学的解明と検証 …安田 順惠
◆奨励研究
中世イタリア都市における人の移動と空間との関係 ―巡礼文化と兄弟会― …坂上 政美
観光芸術による民族の自立と共存
 ―エクアドル高地民社会の事例を中心に―
…千代 勇一
旅行・房中術・上海ネットワーク 
 ―近世以降における中国人の日本旅行をめぐって―
…唐   権
ニューカレドニア・ウヴェア島の観光開発とイメージの研究 …中村 純子
陶磁器を中心とした日中観光事業の比較研究
 ―瀬戸市と景徳鎮市における観光事業開発の現状と未来―
…劉  京宰
研究報告 No.11(’02年12月刊行)

◆一般研究
1910年代、日中両国で作られたベンジャミン・ブロツキーの旅映画製作の背景の研究 ・・・岡田正子
ドラゴンボートレースの現状と観光開発の一考察
    ― 台湾龍舟競漕・沖縄爬龍船・長崎ペーロンを事例として ―
・・・黄 麗雲
「レジャー空間」としての瀬戸内海 ― その観光地理学的分析 ― ・・・フンク・カロリン・
磯部作・
木本浩一
旅行中死亡者の死体取扱いに関する国際比較 ― 一般庶民の意識と社会制度 ― ・・・宮石 智
◆奨励研究
「花児」と「花児会」の現状とその観光開発 ・・・徐 素娟
淡島信仰に介在する宗教者 ― 福岡県内を中心に足跡をたどる ― ・・・菅原千華
幕末期大坂旅芝居の相乗効果 ― 鶴沢吾市を例として ― ・・・武内恵美子
「聖地参拝」としての「東京観光」 ― 台湾人観光客の眼差しと欲望 ― ・・・鄭 秀娟
ヴェトナムにおける陶工と行商人の移動 ― フーラン村を事例として ― ・・・西野範子

研究報告 No.12(’03年12月刊行)

◆一般研究
1930年代に欧米で発行された旅行ガイドブックに見る「国際リゾート地・ニッポン」 ・・・砂本文彦
東南アジア地域における文化遺産観光と文化遺産保存活用
―アンコール遺跡における事例研究―
・・・田代亜紀子
幕末から明治前期における江戸・東京の植木屋の庭の名所化 ・・平野 恵
◆奨励研究
懐かしい「家」に帰る旅―茅葺きの宿における郷愁の享受と提供― ・・・岩松文代
モンゴル人子女教育に貢献した2人の日本人女性 ・・・ウ・ムングンゲレル
日本統治期の台湾における遊興空間の形成過程に関する研究 ・・・神田孝治
「白川郷」における世界遺産登録の影響について ・・・才津祐美子
牧畜民サンブルの「戦士」の旅
―観光地への出稼ぎと装身具をめぐる新しい経験―
・・・中村香子


研究報告 No.13(’04年12月刊行)  

 
◆一般研究
エチオピア女性のひとり旅
―巡礼の非宗教的意義―
…………重田眞義・
ゲブレ・インティソ・
森下敬子・
金子守恵
移動制約者による旅行のあり方についての研究
―旅館と移動手段との関連性を求めて―    
……………井上 桜
旅みやげの発展と地域文化の創造
―岡山名物「きびだんご」の事例を中心に―
…………加原奈穂子
祝祭集団ペーニャの性格と空間的広がり
―スペイン祭礼観光の新たな視点―
……………竹中宏子
近代都市人の旅と食
―天理参考館蔵山本不二男コレクションを資料として―
…………中井精一、乾誠二、内山純蔵
◆奨励研究
帰郷と流浪のはざまで
―ウクライナ一地方都市におけるユダヤ人巡礼の民族誌―
……………赤尾光春
「親の想い、子の選択」
―ボリビア日系移住地コロニア・オキナワにおける
生活様式と価値観のジェネレーション・ギャップ―
……………柏木舞子
大西洋を越えた聖地への巡礼
―アメリカ黒人とアフリカ人との新たな関係構築に関する
文化人類学的研究―
……………小池郁子
近代日本の巡回幻燈・巡回映画に関する文化社会学的考察
―奈良県吉野郡の農山村を事例として―
……………島岡 哉
タイ地域社会における博物館
―地域効果・社会変容・文化観光の試み―
…………ポンサリー・トルジャラス
研究報告 No.14・開設10周年記念特集
(’05年12月刊行)
 

 
◆旅の文化研究所開設10周年記念特集
記念講演「旅の文化研究―その意義と展望」 ……神崎宣武
シンポジウム「21世紀―観光のアジア」 ……高媛・白石さや・橋爪紳也・山村高淑・石井正己
◆「第11回公募研究プロジェクト」研究論文
「賑わい」をつくる人びと―東日本における香具師とニワと商売― ……厚 香苗
中国のエスニック・ツーリズムに関する人類学的研究            
……高山陽子
住民参加型エコツーリズムにおける観光の発展モデルと
開発の相関性分析
―東アフリカのコミュニティ・ツーリズムを中心事例に―  
……中嶋真美
モンゴルの遊牧文化におけるオボー祭りに関する研究
―ウジムチン地域の事例を中心に―
……ボルジギン・オルトナスト
研究報告 No.15(’06年12月刊行)  

 
◆シンポジウム「世界遺産と観光」
基調講演「世界遺産条約と遺産保護」 ………本中 眞
パネルディスカッション「世界遺産と観光」 ………神田孝治・田代亜紀子・堀井久子
山村高淑・石井正己
◆「第12回公募研究プロジェクト」研究論文
ナシ族トンバ教の聖地における観光と社会変化についての研究
―宗教文化再生運動との繋がりを中心に―
………岡 晋
強いられた旅:内モンゴルにおける「生態移民」政策の実態について
―シリンゴル盟ショローンフフ旗を事例として―
………ガンバガナ
旅先に対する情報の蓄積と認識の変化の考察
―近世の江戸と京都を事例として―
………齊藤智美
ツーリズムと文化政策の結節点
―台湾原住民族ツォウの文化の産業化に関する人類学的研究―
………宮岡真央子
温泉観光地と秘宝館文化―秘宝館文化の歴史と現状― ………妙木 忍
   
研究報告 No.16(’07年12月刊行)  

 
◆第12回旅の文化研究フォーラム・パネルディスカッション
東海道の旅  ………小田晋・桂南喬
  佐伯順子・石井正己
◆「第13回公募研究プロジェクト」研究論文
彷徨の旅
 ―クルド難民のオーラルヒストリー―
………岸田圭司
観光表象の形成プロセスをめぐる人類学的研究
 ―カメラマンが写した中国雲南省元陽の棚田を中心として―
………孫  潔
旅としての従軍
  ―日露戦争在隊日誌「三年夢」を中心に―
………山口 睦
   
研究報告 No.17(’09年2月発行)  

 
◆「第14回公募研究プロジェクト」研究論文
中国における「郷村観光」の実態に関する社会人類学的研究  ………緒方宏海
世界遺産を生活の場として暮らす人々の土地と暮らしの記憶
―南ラオス・チャムパーサックの事例―
 ………小田島理絵
中国東北地域における人口移動にともなう朝鮮族社会の変貌
―黒龍江省朝鮮族の農村から沿海都市への出稼ぎをめぐって―
 ………文銀実
観光化によるパフォーマンス空間の変容
―中国新疆・ウイグル人の民間音楽を中心に―
 ………鷲尾惟子
◆特定研究プロジェクト「絵図にみる幕末・明治」成果論文
アンベールが見た江戸の風景
―「三井越後屋」をめぐるクレポン模写図と『江戸名所図会』の挿絵の比較―
………鈴木章生
挿絵の中の琉球―幕末の欧米人による琉球滞在記録を中心に― ………加原奈穂子
ペリー一行の視察した横浜と下田 ………石井正己
開国と日本人との出会い
―ペリー艦隊がみた日本人の異文化との接し方―
………山本志乃
碧眼で見た犯罪と処刑 ………小田 晋
モースの眺めた東京の路上―『日本その日その日』のスケッチから― ………厚 香苗
『点石斎画報』に描かれた明治皇后―日清戦争の影を通して― ………趙  怡
研究報告 No.18(’09年12月発行)  

 
◆「第15回公募研究プロジェクト」研究論文
大正末−昭和戦前期における小学校児童の修学旅行に関する研究
―集団形成の論理に注目して―
 ………永江由紀子
韓国の出稼ぎ巫者とトランスナショナルな信仰空間の生成  ………金良淑
中国イスラーム少数民族・回族による聖者廟への巡礼
―市場経済化とイスラーム復興運動を巡る人類学的研究―
 ………奈良雅史
ホームステイという異文化への旅とその文化の求め方
―アメリカで誕生したホームステイ団体の人類学的考察―
 ………山口隆子
 
研究報告 No.19(’10年12月発行)  

 
◆「第16回公募研究プロジェクト」研究論文
現代日本における若者の旅文化に関する研究
―アニメ聖地巡礼を事例として―
 ………岡本 健
ネパールにおける観光ブランドとしての「シェルパ」
―観光実践としての歓待からの人類学的考察―
 ………工藤久貢
海外における一時滞在者たちとコミュニティ
―上海で働く日本人を事例に―
 ………皆川萌子
 
研究報告 No.21('11年12月発行)  

 
◆「第17回公募研究プロジェクト」研究論文
時代と空間を越える旅行者たち
―19世紀末朝鮮使節団の日本体験を中心に―
 ………李 孝庭
唐代交通路と「巡礼」の道の復原  ………河野保博
「南部戦跡」の観光資源化に関する研究
―沖縄戦の語られ方の変遷―
 ………村山絵美
現代スイスにおけるソーシャル・ツーリズムの誕生
―スイス旅行公庫協同組合の設立(1939年)とその背景―
 ………森本慶太
◆論文
森三千代
―越境する女性作家―
 ………趙  怡
観光芸術にみる文化の多様性と「文化遺産」の再生産
―ニューカレドニアの観光芸術を事例に―
 ………中村純子
◆研究ノート
観光土産としての農民画
―中国上海金山区を事例として―
 ………山口 睦
 
研究報告 No.22('12年12月発行)  

 
◆「第18回公募研究プロジェクト」研究論文
人と環境をつなぐツーリズム
 ―スリランカにおけるアーユルヴェーダツーリズムをめぐって―
………梅村 絢美
移動民をめぐるツーリズム
 ―インド・タール沙漠地域のキャメル・サファリを事例として―
………中野 歩美
定住化した牧畜地域の文化変容
 ―内モンゴルのMホトを事例として―
………那木拉
旅する芸能「俄」の諸相
 ―その伝播と受容を中心に―
………松岡 薫
◆第18回旅の文化研究フォーラム
シンポジウム 「鉄道とツーリズム」 ………パネリスト 水戸岡 鋭治
山口 昌紀
山本 志乃
コーディネーター 白幡 洋三郎
◆体験者が語る戦後の旅
旅行会社からみた戦後の海外旅行 ………亀山隆一/境博男/田中茂穂/
須古正恒/平沢仁美/佐藤良三
 
研究報告 No.23('13年12月発行)  

 
◆「第19回公募研究プロジェクト」研究論文
キルギス共和国における温泉施設の発展と利用変化 ……… アコマトベコワ・グリザット
近世渡り石工による石造物制作活動の実態復元 ……… 鈴間 智子
ガイドを伴う狩猟活動の特徴
  ―北海道西興部村猟区におけるエゾシカ猟を事例に―
……… 東城 義則
明治維新と武家の北海道移住
  ―有珠郡における新たな共同体形成―
……… 三野 行徳
◆研究ノート
コンテンツツーリズムにおける観光文化のあり方に関する研究
  ―アニメ聖地で見られる地域文化とコンテンツ文化の関係性に注目して―
……… 岡本 健
◆体験者が語る戦後の旅
地方からみた戦前・戦後の団体旅行 ……… 小林 忠右衛門
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 最 新 刊
 旅と観光の年表
(旅の文化研究所編 河出書房新社 11年11月刊行 9.975円)

 2008年秋から編集作業を開始した『旅と観光の年表』が河出書房新社より刊行されました。
 この年表は、「旅」を人間の基本的な行動様式のひとつとして広義にとらえる視点から、これをとりまく諸事象を、江戸時代から昭和まで(1600〜1988年)の年代順にまとめたものです。こうした年表の発行はこれまでに例がなく、初めての試みであるともいえます。
 本書では、交通路、宿泊施設、法制度、旅行業、保養、レジャー、宗教行事、施設、移住、探検、従軍、スポーツ遠征、博覧会、留学、出版、マスメディアなど、関連する事象を幅広くとりあげました。これだけを見ても、「旅」が多義的・包括的であり、社会のあらゆる側面へと通じていることがわかります。
 編集の過程においてとくに留意したのは、庶民文化としての旅を実態に即して拾い上げることです。歴史年表においては、概して特定の人物や集団による事件性の高い事柄が記録されやすい傾向にあり、それのみに終始すると、本書がめざす「旅の文化」の総合的な理解には至らないと考えたからです。そこで、日記や手記、社史などを複合的に参照することに努めました。ただし、これらの資料から得られる情報も限られており、とくに近現代においては、聞き書きを含めた記録の蓄積をはかることが急務であることも実感されました。
 本書では、年次を特定するうえで資料の密度が濃い江戸時代以降を対象としましたが、とりあげた389年間だけを通し見ても、日本人がいかに多くの旅を経験してきたかがわかります。江戸時代は、原則として海外との行き来を禁じた特異な時代でしたが、その時代でさえ、漂流を経験した者から綿密な記録をとったり、外国との唯一の窓口であった長崎が遊学先として注目されるなど、外の世界への視線が閉ざされることはありませんでした。海外に出ることがかなわなかったかわりに、全国を巡る伊勢参りのような旅が隆盛となったのは周知のとおりです。
 明治以降、鉄道、船舶、飛行機と、旅を促進する近代的な装置が整うごとに、これを利用する旅が段階的に発展していきます。しかし、これらはいずれも、庶民の旅の便宜のために用意されたものではありません。政策上、あるいは軍事上の目的で作られたものが、結果的に庶民の利用にも供されたわけですが、その貪欲さは旅へのあくなき執着すら感じさせます。
 年表に記載された事項は、その時々に起こった現実の淡々とした記録です。しかしそれをつなげてみると、我々がなぜに旅をし、旅を求め続けているかを考えずにはいられません。
 これからも、日本人の旅の歴史は続いていきます。これまで築いてきた豊かな旅の歴史に、これからの歩みをどうつなげていくのか、本書が多くの方に利用されることを願うとともに、21世紀の旅と観光のあり方を考える布石となり、そしてまた、読者諸氏の旅ごころをも喚起する契機となれば幸甚です。

目次より
 

序にかえて 旅と観光の外史
江戸………………………1600年〜1867年
明治………………………1868年〜1911年
大正………………………1912年〜1925年
昭和〈戦前・戦中〉………・1926年〜1944年
昭和〈戦後〉………………1945年〜1988年

 
◎コラム
街道/伝馬・駄賃の制/北前船/朝鮮通信使/みやげの習俗/オランダ商館長の江戸参府/講の旅/湯治/留学/天皇の巡幸/ホテルの開業/海外航路と海運業/川上一座の欧米巡業/凱旋祝賀会/からゆきさん/南新助と日本旅行会/海外の鉄道網の広がり/南米移民/日本新八景/満州移民/はとバス/社員旅行/新婚旅行/パッケージ・ツアー/バルク運賃/ディスカバー・ジャパン/町並み保存/ツーリズム ほか
『落語にみる 日本の旅文化
(河出書房新社 95年12月刊行 2,300円)
『落語にみる 江戸の性文化
(河出書房新社 97年8月刊行 2,310円)
『落語にみる 江戸の酒文化
(河出書房新社 98年4月刊行 2.310円)
落語にみる 江戸の食文化
(河出書房新社 00年2月刊行 1.890円)
『落語にみる 江戸の「悪」文化
(河出書房新社 01年7月刊行 1.890円)
『絵図に見る 伊勢参り
(河出書房新社 02年10月刊行 2.100円)
『絵図に見る 東海道中膝栗毛
(河出書房新社 06年1月刊行 2.310円)